パンダン・カレッジがマンディリ銀行と提携
バリにある創立してすでに4年となる日本語学校パンダン・カレッジは、インドネシア最大手銀行のマンディリ銀行（バンク・マンディリ）と提携を結び、ビジネスの輪をさらに大きく広げている。パンダン・カレッジは今回、マンディリ銀行のカード保有者が同校で日本語を学ぶ場合、最大50％の特別割引を提供する。一方、マンディリ銀行は、今後各地で開催される様々なイベントの中でパンダン・カレッジのプロモーションを行っていく。
パンダン・カレッジのリチャード・スシロ理事長は、「我々はインドネシアにある様々な企業と積極的に協力していきます。教育機関として、国民生活の基礎資本を向上を目的とし、教育を社会のあらゆる層に広めてゆかなければなりません。特に日本語の学習と習得の理解は、インドネシアと日本両国間の更なる友好関係のためにも、非常に重要なことです」と語った。
この２社の提携は、両社をより広く社会に知らしめると共に、それぞれの分野を相互に補完し合うことが期待できる。
日本・東京のインドネシア日本経済フォーラム(www.japanindonesia.com) コーディネーターでもあるリチャード氏は「マンディリ銀行、またその顧客側からは、パンダン・カレッジを通じて日本の情報、とりわけ日本語と日本文化に関する多くの情報提供を期待されています。また我々は、マンディリ銀行を通じて、情報や今後は資金分野でより良いサポートを得ることを期待しています。例えばマンディリ銀行を介しての学費支払いの便宜や、マンディリ銀行による学資ローンやパンダン・カレッジの生徒への特別融資の可能性もあるでしょう。我々とマンディリ銀行間の提携では非常に多くの事を行うことができます。確実なのは、教育とはあらゆる事業にとって重要な基礎分野だということです。ですので、パンダン・カレッジは協力を望むどのような企業とも、互いに協力・補完し合うことが可能なのです」と説明した。
リチャード氏が確信する提携とは、インドネシアの格言「団結すれば我々は堅固となり、別れれば崩れ落ちる」のように、協力の輪が拡大することは、皆に非常にポジティブな結果を生むことだ。
「日本において協力とは、とても重要な事柄です。個性でなく、個々の偉大さでもありません。これは、個人や個性をより重要とする西洋の文化とは相対するかもしれません。日本では、周囲と協力ができない人がいた場合、たとえその人個人がとても優秀であったとしても、きっと早々に働いている会社を去ることになるでしょう。それはなぜか？その人は同僚や上司からも疎外され、フラストレーションから早々に退職してしまうからです」
リチャード氏は、協力する両者の事業がより迅速に拡大し、共にさらなる成功を収めるためにも、ますます多くの企業や団体がパンダン・カレッジとの協力を望むことに強い期待を抱いている。「それこそが教育機関的な観点から感じる私の幸せです。同じように、私の生徒の日本語がさらに上達したときも私は本当に幸せです。それはつまり、我々の教育が成果を上げたということなのですから」
パンダン・カレッジは、小学生への奨学金ならびに日本で学ぶ学生に日本円での奨学金を提供している。そのほかに日本での勉強を希望する留学候補生向けの無料相談を行うと同時に、来る10月16日（日）、ジャカルタのニッコーホテルにて十数校の日本の学校を招き、日本文化のイベントと日本語教育ﾌｪｱ＆日本留学セミナー（ジャパン・エデュケーション・ﾌｪｱ イン インドネシア/JEFI）を実施する。一般参加者は無料で参加できる。詳細情報と事前参加登録はウェブサイト：http://gakko.us/ まで。
現在、バリ島のレノンにある日本語学校パンダン・カレッジ(問い合わせ先電話番号：0361-255-225) では、1ヶ月間毎日最少6人に対して無料レッスンを提供している。
期間限定のチャンスで「早い者勝ちです」とのこと。この無料レッスンは、今年の8月17日のインドネシア独立記念日を祝っての特別企画。
写真：先日、バリ島デンパサール、ヴェテラン通りのマンディリ銀行オフィスにて、２社間のプロモーション提携協定に署名後、パンダン・カレッジのリチャード・スシロ理事長と握手を交わすマンディリ銀行 第１１地区地域マネジャーのベニー・ユスタント氏 (右)。
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